『嘿!聽說妳在鬼島當作家』119 前後がつながり、ブレないストーリーの書き方

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前後がつながり、脱線しないストーリーを書くには?書いているうちにストーリーがブレるのは、多くの場合、作品をどんな形にするか事前に計画していないからです。鬱兔は、まず大きな方向性(歴史、恋愛、ファンタジーなど)を決め、次にトーンを決めることをすすめます。タグで作品を分類するのも手です。そしてキャラクターを考え、プロットを立て、骨組みができてから細部を埋めていく。プロットに忠実であれば、ストーリーはそう簡単にはブレません。

※鬱兔による中国語の原文を翻訳したものです。

ときどき、こんな声を耳にします。

「おかしいな、明るい話を書くつもりだったのに、いつの間にかホラーになってる……」

「短編を書くつもりだったのに、7万字になってもまだ終わらないのはなぜ?」

書いているうちにストーリーがブレるのはなぜ?

こうした問題にぶつかる初心者は多いと思います。私も書き始めた頃はそうでした。小学生のとき初めて書いた作品はまったく計画がなく、ファンタジーから異世界転移へ、転移から恋愛へ、最後にはSFやオカルトまで登場しました。

たった10万字あまりでそれだけのジャンルをまたいだのですから、当然このめちゃくちゃな作品は書き続けられず、途中で打ち切りになりました。

でもそれは、作品をおおよそどんな形にするか事前に考えていなかったから起きたこと。逆に言えば、事前に計画を立て、プロットを先に考えておけば解決できる問題なのです。

もしあなたも同じ問題を抱えているなら、作品の計画が十分に明確でないのかもしれません。メインストーリーを導く筋道がまだ見つかっていないのです。だから今やるべきことは、物語の背景と設定をはっきりさせることです。

まずジャンルと大きな方向性を決める

まずは自分に聞いてみましょう。今回はどんな作品を書きたいのか?

まだイメージがわかなければ、ほかのサイトの作品分類を見て、大きな方向性――歴史、恋愛、ファンタジー、SF、オカルトなど――を決めてみてください。自分の作品でいちばん比重の大きいジャンルはどれか考えてみましょう。

見せ方とトーンを決める

次に、それをどう見せるかを考えます。

ジャンルはたくさんあり、見せ方も千差万別です。恋愛が中心の物語なら、明るいトーンもあれば、悲しく重苦しいトーンもあります。歴史ものなら、重厚にもできるし、少しパロディ風にもできます。頭の中の物語がどんなスタイルなのか、想像してみてください。

あるいはタグの考え方で、たとえば「#恋愛 #ギャグ #萌え」のように、まず作品を分類してみるのもいいでしょう。創作とはとても自由なものですが、自分なりの手順に慣れないうちは、何らかの枠組みを見つけたほうがつかみやすく、少しずつ上達していけます。

プロットを立てて、ストーリーをつなげる

たいていはこうした考えがまとまってから、キャラクターや方向性、トーンなどを練ります。キャラクターができあがれば、プロットも自然にできあがることが多く、このころにはタイトルも頭に浮かんできます。

つまり、これらが決まったらプロットを立てるということ。すごく詳細なプロットが好きでも、重要な転換点だけのプロットでも構いません。骨組みができたら、あとは空白を埋めて少しずつ作品を仕上げていきます。

あとは最初に組んだプロットに忠実でいれば、ストーリーが大きくブレる問題にはまずぶつからないはずです。

もしそれでもブレるなら、本当にもう手遅れです(X

よくある質問

書いているうちにストーリーがブレるのはなぜ?

多くの場合、作品をどんな形にするか事前に考えておらず、メインストーリーを導く筋道がないからです。そのため明るい話がホラーになったり、短編が長編になったりします。

書き始める前に何を決めておくべき?

まずジャンルと大きな方向性を決め、次にトーンと見せ方、そしてキャラクターとプロットを考えましょう。

プロットはどれくらい詳しく書けばいい?

どちらでも構いません。細かく書き込んだプロットでも、重要な転換点だけのプロットでも、骨組みがあれば細部を埋めていけるので、ストーリーはブレにくくなります。

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著者について

鬱兔は台湾のライトノベル作家・小説家VTuber。業界歴10年以上、紙の商業出版は40冊に上ります。『遺失的情書』で台湾文化部の若手創作助成(2022年度)を受賞。『嘿!聽說妳在鬼島當作家』シリーズでは、台湾で小説家として生きる日々を綴っています。

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