『嘿!聽說妳在鬼島當作家』60 自分の作品にステルス宣伝

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《嘿!聽說妳在鬼島當作家》60 在自己的作品裡置入行銷 文章插圖

小説家は作品にイースターエッグを仕込む?仕込みます。鬱兔はウサギや猫のチャームなどの小物をよく登場させ、ほかの出版作もネタでさりげなく匂わせます。読者と宝探しゲームをしているようなもの。いちばん大胆だったのは『家出お坊ちゃまのKISS契約』で、自分の「兎に金貨をちょうだい」というイメージを中ボスとして登場させました。

※鬱兔による中国語の原文を翻訳したものです。

作品に隠したイースターエッグ

  私の作品を何作か読んだことがある人なら、たぶん何か気づいているはずです。

  ウサギや猫が出てこない物語でも、チャームやインテリアなどの小物は登場します。だって好きなんですもの〜何か文句ある?嫌なら読まないで──いやいやいや、よく考えたら、どうか読み続けてください(顔を覆う

  ときにはほかの出版作をこっそり宣伝することも。ただ著作権でもめるのが怖いので、たいてい名前は直接書かず、あらすじのネタで匂わせます。注意深い読者や、たまたまほかのシリーズを読んだことのある読者なら気づくかもしれません。

  でもこういうちょっとした仕掛けは珍しくないはずです。大物作家さんもよくやっていると聞きますし、本当に楽しいんですよ。読者と宝探しゲームをしているみたいで。

『家出お坊ちゃまのKISS契約』の中ボス

  でも中でもいちばん大胆にやったのは『家出お坊ちゃまのKISS契約』でしょう。えっと、正直このタイトルは編集部に変えられたもので、自分で口にするのも恥ずかしいです(顔を覆う)。

  コホン。この本は担当編集とわりと親しかったので、悪ふざけしやすくて……おっと違う、親しかったのでお互いを信頼していて、作品の打ち合わせでも自然と心を開きやすかったんです。だからこの本のある部分に、当時の自分のイメージを登場させました。

  それは中ボスで、出会った冒険者にキラキラした目で「兎に金貨をちょうだい」と叫びます。でも無視したり、渡した物が気に入らなかったりすると、ぷんぷん怒って叩いてくるんです。作中では、キャラクターが差し出したお皿で顔を殴られていました。

  そのあと主人公たちが去ると、弱体化したこのボスはこっそりついて行って、たくさんの小さな分身に分かれ、町中の通行人に金貨をせがんで回ります。でも暴力的な振る舞いも一緒にコピーされていて、気に入る物を渡せないと殴られるので、町は大混乱に XD

  当時の私のイメージイラストはまだ動物の姿で、人型ではありませんでした。下の図のとおりです。

『嘿!聽說妳在鬼島當作家』60 自分の作品にステルス宣伝

  こうして自分のちょっとした遊び心を作品に仕込んで出版するのは、正直とても楽しいです。

「兎に金貨をちょうだい」という口癖の由来

  そういえば「兎に金貨をちょうだい」は、中学時代の口癖だったようです。たぶんポケモンに毒された結果(顔を覆う)。でも当時はまだウサギというあだ名がなかったので、「猫に金貨をちょうだい」と叫んでいました。

  でも前にも言ったとおり、この言葉に深い意味はありません。強盗しているわけじゃないので誤解しないでくださいね XDD

  正直、この口癖がそんなに長い歴史を持っていたなんて忘れていました。中学の同級生に言われて初めて、そんなに長く毒されていたのかと驚いたんです(X)。

  大人になってからは、あまり言わなくなりました。今も言っていたら、たぶん殴られますから。

  もし作品の中で読者とこの小さなゲームができるなら、あなたはどんな物やネタを仕込みたいですか?

よくある質問

小説の中でほかの作品に触れると著作権の問題になる?

鬱兔は著作権でもめるのを心配して、たいてい作品名を直接書かず、ネタでほのめかして注意深い読者に気づいてもらう形にしています。

作家が作品にイースターエッグを仕込むのはよくあること?

珍しくありません。鬱兔も多くの有名作家がやっていると聞いています。読者と宝探しゲームをしているようなものです。

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著者について

鬱兔は台湾のライトノベル作家・小説家VTuber。業界歴10年以上、紙の商業出版は40冊に上ります。『遺失的情書』で台湾文化部の若手創作助成(2022年度)を受賞。『嘿!聽說妳在鬼島當作家』シリーズでは、台湾で小説家として生きる日々を綴っています。

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