オリジナルと二次創作の違いは?即売会ではどちらが有利?二次創作は既存のIPから派生した創作なので、そのIPのファンという土台があります。好きなキャラやカップリングならば、楽しく書きながら稼ぐこともできますが、人気ジャンルは季節ごとに移り変わります。オリジナルは、自分が有名なIPの作者でもない限り、知らない人を引きつけるのは難しいもの。鬱兔は、まず二次創作で同じ趣味の仲間から認められつつ、オリジナル作品も育てていくことをすすめています。どちらにせよ、創作で稼ぐには地道な活動が欠かせません。
※鬱兔による中国語の原文を翻訳したものです。
CWT出展後の感想
CWTに出展してみて、いくつか思うところがあったので、記録しておきます。
イベントでは、オリジナルと二次創作でエリアが分かれています。もちろんアクセサリーなどのエリアもありますが、ここでは本以外のことは置いておきます。
オリジナルエリアは、基本的に自分で生み出したオリジナル作品のエリアで、小説、漫画、カード、掛け軸などが並びます。二次創作は、あるIPをもとに生み出されたさまざまな作品で、小説、漫画、缶バッジなどがよく見られます。
ただ、エリア分けが少しあいまいなこともありました。本来はオリジナルエリアのはずなのに、隣でオリジナルと二次創作の両方を売っているスペースがあったりして、必ずしもきっちりしているわけではないようです(?
二次創作の強み
話を戻して、まずは二次創作の強みについて。二次創作とは文字どおり、既存のIPから派生させた作品のこと。IPの範囲は広く、アニメや漫画、映画、小説など、思いつく限りのあらゆる作品から二次創作が生まれます。
出展する創作者は、主に二つのタイプに分かれます。出展をビジネスとして捉える商業志向の創作者と、売り上げを気にせず愛で動いている創作者です。
長く活動していたり、有名だったりすれば、オリジナルでも二次創作でも稼げます。でも、ほとんどの創作者は、出展料や食費、宿泊費、交通費などのコストを差し引くと、せいぜい少しの黒字か、むしろ赤字だと思います。
話を戻すと、既存のIPから二次創作をすれば、作品の方向性がどうであれ、少なくともそのIPのファンという土台があります。人気のキャラクターやカップリングを描いていれば、稼げる可能性も高いでしょう。
そのキャラクターやカップリングが本当に好きなら、楽しく書きながら稼ぐことも実現できます。でも毎年、毎シーズン人気ジャンルは変わるので、しょっちゅう「推し」を乗り換える必要があるかもしれません。それが幸か不幸かは人それぞれですが、私はあまり順応できません。
自分で刷って売るメリット
自分で刷って売るメリットは、コストを自分でコントロールできること。多めに刷ればイベントの景品にしたり、少しずつ売ったりもできます。出版社のように利益の大半を持っていかれたり、あれこれ口出しされたりもしません。本当によく売れれば、こうしたイベントで年収100万元を超える創作者もいます。もちろん、それは大手サークルの領域ですが。
オリジナルの難しさと「二次創作でオリジナルを育てる」
オリジナル作品の場合、自分があるIPの作者で、そのIPがとても人気なら、そのIPをもとにした作品は公式の二次創作になります。でも無名の書き手で、人気の後ろ盾もなければ、売っても赤字になりやすいでしょう。それでも出展を頑張り、もっと多くの友達を作り、読者を見つけたいと思うのも、ひとつの楽しみだと思います。
とはいえ、二次創作を出発点にして、同じ趣味の仲間からすばやく認められつつ、自分のオリジナル作品を育てていく、いわゆる「二次創作でオリジナルを育てる」方法もあります。時間をかければ、同人イベントで二次創作でもオリジナルでも売れる大手になれるかもしれません。
もちろん、言うのは簡単でも、実際にやるのは決して簡単ではありません。
創作で稼ぐには、地道な活動が欠かせない
私に言えるのは、どちらにせよ創作で稼ごうと思ったら、地道な活動からは逃れられないということ。抜きん出るには相当な努力と、少しの運が必要です。
さあ、あなたは即売会で大儲けする準備ができましたか(?
よくある質問
アニメやゲームのキャラクターなど、既存のIPをもとに派生させた創作のことです。オリジナルは、すべて自分で生み出した作品です。
たいていは売れやすいです。そのIPのファンという土台があるからです。ただ、人気ジャンルは季節ごとに変わるので、追いかけ続ける必要があります。
まず二次創作で同じ趣味の仲間から認められつつ、自分のオリジナル作品を育てていく「二次創作でオリジナルを育てる」方法があります。
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著者について
鬱兔は台湾のライトノベル作家・小説家VTuber。業界歴10年以上、紙の商業出版は40冊に上ります。『遺失的情書』で台湾文化部の若手創作助成(2022年度)を受賞。『嘿!聽說妳在鬼島當作家』シリーズでは、台湾で小説家として生きる日々を綴っています。

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